No.17 『Revolver』 新たなステレオおよびドルビーアトモス・ミックスと、オリジナルのモノ・ミックスで登場
2017年からはじまったリミックスシリーズは、「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」、「White Album」、「Abbey Road」そして昨年「Let It Be」まで発売されました。
そして今回、僕が一番好きなアルバム「Revolver」がリミックスされ10月28日世界同時発売されることになりました。
毎回このシリーズではハイレゾ・サラウンド音源が収録されたBlu-ray Disc目当てにCD BOXを購入しておりましたが、今回はハイレゾ・サラウンド音源は配信のみとのこと。これまでもハイレゾ・サラウンド音源はCD BOX、ハイレゾ音源は配信と両方入手していたため、今回は配信のみで購入する予定です。
このシリーズでは毎回Newリミックス音源のアナログ盤も発売されます。今回もアナログ盤はこれまで同様、デラックス盤でなく通常盤(180g/ハーフスピード・マスタリングLP)を予約しました。家族には同じレコードを何枚もとあきれられますが...。
ちなみにREVOLVERというアルバムタイトルはポールが1966年の日本公演で過剰な警備の中、警察官の拳銃を見てつけたとのこと。
そういえばポールは、2015年4月の武道館ライブでその当時と今の観客の様子の違いを感慨深く語っていました。
その日はアルバムの中から、Got To Get You Into My Lifeを演ってくれたこともサイコーの想い出です。
また今から36年前、ビートルズの武道館公演20周年記念として限定Monoアナログ盤が発売されました。
86年Monoシリーズは、アビーロード・スタジオのマスターテープから直接カッティングされたラッカ盤が日本に送られ、日本初のマスターテープからのダイレクト盤との触れ込みでした。
このシリーズは発売時に画像のREVOLVER 他4タイトルほどお小遣いで購入しましたが、すぐに売り切れたこともあり、後は社会人になってからプレミア価格で全タイトルを集めました。音質はたしかに当時レンタルレコードショップで借りて聴いた旗帯の日本盤と比べて格段によく、とくにポールのベースが唸ることに驚きました。今でも日本盤ラウドカットとして国内外での人気が高いです。
またMonoとStereoではテイクやミックス違いが数多くあり、その理由はのちにジョージ・マーティンさんに質問させていただくきっかけにもなリました。
できることならお小遣いを持って当時に戻り、あの頃は買えなかったこのMonoBoxを大人買いしたいです。