No.9 2013年12月17日、突然iTunes storeで配信販売された
同アルバムは大々的な事前告知もなく配信されたアルバムです。配信開始直後には1,500円で入手しましたが、昼過ぎになって再度iTunes storeを確認すると6,000円に値上げされておりとても驚いた記憶があります。
アルバムには59曲の音源が収録されており、スタジオでのレコーディングセッションや、BBCラジオ番組用に録音された曲が多く、アルバム名の通り未発表音源や、それまでBootlegで聴くことができた音源など1963年の英国全土で旋風を巻き起こした時代の熱気ある音源が公式盤として高音質で楽しめます。
発売理由は、EU圏での著作権延長狙い?
当時このアルバムが年末になって急遽発売されたのは、EU圏では未発表の楽曲は録音から50年間内に発表することで著作権が延長できる(未発表の場合には著作権失効となる)ためとの報道がありました。
このアルバムに収録された曲以外は、全て著作権フリーになるとのことですが、ABBEY ROADスタジオにはまだまだ未発表の音源が眠っていると思われますが、いずれにしてもこれまで公式には聞けなかった未発表音源が今後も毎年のように蔵出しされるのではと期待しておりました。
その後はリマスター時のDeluxe Boxなどで高音質な未発表音源が発表されることはあるものの、残念ながらBootleg Recordingsはシリーズ化されずにこの企画のみになっています。
2021年現在では、Apple Musicで聴くことができるようです。